よくわかる消費者金融業界 / 山本義夫、増渕正明

質屋がなくなって消費者金融が生まれた。

カード時代の庶民の資金ニーズに応えた。
借入金をきちんと返済している限り、銀行などよりずっと応対がよく、
サービスも充実している。返済滞納で、取立てが厳しかったのはすでに過去のことだ。
急成長し続ける消費者金融業界

バブル経済につまずかなかった理由

①CFに基づく貸付
②貸出先の分散
③リスクに応じた金利設定

業界が抱える課題

「資金調達」
「多重債務者問題」

消費者金融は電話1本現金の宅配から始まった。
バブルの痛手を受けずに地道な成長を続ける。

「与信」と「回収」が消費者金融業の2大業務である。

与信スタイル
①店舗来店型
②振込みローン型
③メールローン型
④自動契約機型

審査
①申込書の内容に嘘はないか確認する。
②電話等で自宅、勤務先に対して、在籍を確認する。
③情報センターに照会して「他社借入状況」などを把握する。
④前記質問と共に、人柄、態度などを観察する。

「みなし弁済」規定により高金利がとれる。

与信ノウハウの蓄積が高収益の原動力
個人信用情報機関が与信精度アップの立役者
業界周辺に巣食う「紹介屋」
「日賦業者」「債権買取屋」にも要注意

自動契約機の開発競争と大幅増設

自動契約機の劇的な増加で社員が必要なくなる!?
カードの偽造対策などセキュリティが課題に
超低金利が終わると貸出金利は上昇するだろう。

 

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