図解デノミネーション / 吉田春樹、今田寛之

100円が1円になる。
円という日本の通貨の基本単位は、米ドルに比較してはるかに小さい。
日本の通貨は基本単位でほとんど何も買えないのだ。
通用力の変化を伴わない単純な呼称変更を、単純デノミという。
デノミは通貨政策の一つ

デノミ以外の通貨措置

①通貨の基本単位の平価の変更
②貨幣資産の通用価値の変更
③貨幣資産の封鎖

昔は1円=1ドルだった。
デノミは通常、激しいインフレの後に行われる。
なぜなら、日常生活で、モノやサービスの値段を表すのにゼロがいくつも並ぶからである。

インフレほど恐ろしいものはない。

インフレの発生原因には需要要因と供給要因がある。

①需要要因
積極財政や金融緩和策によって需要を刺激した場合、ブームで消費、投資が拡大した場合、
戦時の軍需増大などの場合に、需要が持続的に増大する一方、供給が生産面の制約等からこれに
追いつかなくなって、物価が上昇するものである。
②供給要因
輸入コストの上昇、賃金上昇などが原因となる。

デノミで何がどう変わる。
実は何も変わらない市民生活
円の国際競争力がつく。(1ドル=1円=1ユーロ)
人心一新
海外の動きがわかりやすくなる。
通用力が似ていれば、欧米人にも円表示はもう少しわかりやすくなるだろう。
デノミを実施すると、その準備や実行に対応する分だけ需要が拡大し、マクロ経済観点から見て、
GDPを押し上げることになる。

デノミで得する産業(広告代理店、印刷会社、出版会社、金融端末製造会社、貨幣の製紙会社、非鉄金属会社)
デノミで損する産業(金融業)

国民の混乱

デノミ実施の4つの条件

①通貨の安定
②物価の安定
③デノミが実施できないほど景気が悪くないこと。
④政治の安定

退蔵紙幣はあぶりだされるか。
強い円と弱い日本経済
遅れた円の国際化

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