病気にならない生き方2 実践編 / 新谷弘実

天寿をまっとうする生き方

たばこを吸って90歳まで健康に生きられた人は、たばこを吸わなければ少なくとも100歳まで健康に生きられたかもしれない。

民族としても食歴、その個人が属する家の食歴が、発病率に大きく関わっている。

7つの健康方法

①正しい食事
②よい水
③正しい排泄
④正しい呼吸
⑤適度な運動
⑥上手な休息・睡眠
⑦笑いと幸福感

エンザイムの暗号を読み解く

エンザイム不足の危険信号を知らせる二十の予兆
1.かぜをひきやすい
2.筋肉痛、関節痛、腰痛がある
3.便秘、下痢、悪臭便が続く
4.肌荒れがひどく、ニキビなどができやすい
5.冷え性である
6.食欲不振、吐き気、胃痛がある
7.胸焼けがする、胃もたれがし、ガス(ゲップ)がよく出る
8.目が疲れる、かすむ
9.頭痛、不眠
10.抜け毛が多い、頭髪が薄くなってきた
11.シミやシワが増えた
12.体重が増えてきた(またはダイエットしていないのに急に体重が減少した)
13.しびれ感がある
14.気分が沈みやすく、憂鬱気味である
15.集中力がなく、イライラしやすい
16.キレやすい
17.むくみやすい
18.疲れやすく、よくめまいがする
19.食物アレルギー、アトピー、喘息などの持病がある
20.耳鳴りがよく起きる

病気にならない食生活

生き物は全て、他の命をいただくことで命を養っている。
「命のある食物」でなければ、命を養うことはできない。

食べ物は、時間が経つほど「おいしさ」を失っていく。
この「おいしさ」こそ「命」がそこに宿っている証拠なのです。
つまり、賞味期限とは、食べ物に宿っている「命の期限」ともいえるのです。

私たちが通常「食品」と認識しているもののなかには、エンザイムを含む「生きた食品」と、エンザイムをもたない「死んだ食品」がある。

私が現代の栄養価とカロリー中心の栄養学に疑問を感じている最大の理由は、この「食べ物を命としてとらえていない傲慢なスタンス」にあります。
工場由来の食品には命は宿っていない。

フルーツほどエンザイムに満ち溢れたすばらしい食べ物はない。
フルーツはとても消化のよい食べ物ですが、食後に摂ってしまうと、先に摂った消化に時間のかかる食べ物がまだ胃腸内にとどまっているため、果物も胃の中にとどまる時間が長くなり、より効果的にエンザイムを体内に摂取できない。

フルーツは、食事の前や食間のおなかのすいたときに食べるようにする。

濃縮還元タイプのジュースでは、エンザイムは完全に失われている。
濃縮還元というのはたいていの場合、圧縮果汁を煮て水分を飛ばし、そのペースト状に煮詰めたものに再び「水」を加えることでジュース状にした飲み物です。この煮詰める工程で、エンザイムとビタミンの大部分は完全に失われる。

農薬を使って栽培された作物には、どうしても農薬が残留します。
そして、残留農薬が体内に入ると、その解毒のために大量のエンザイムが消費されます。

安全な食品を本気で求める消費者が増えれば、安全な食品を作ろうとする生産者も増えてくるはずです。
やがて市場原理が働き、価格も下がってくるでしょう。

ハウス栽培で作られた農作物は、露地栽培のものと比べ、「ファイトケミカル」が少ないということです。

ファイトケミカルの健康効果

1.活性酸素の除去
2.傷ついた細胞(遺伝子)の修復
3.ガン細胞の増殖防止(ガン予防)
4.感染症に対する抵抗力の強化
5.免疫力を高める
6.記憶力、集中力の強化、アルツハイマーの予防
7.老化防止

旬の野菜を選ぶようにしていれば、自然とハウス栽培のものは避けることができます。

水分をジュース類、ペットボトルお茶などで補給するのは愚の骨頂

食品添加物は、厚生労働省が認可したからといって、安全を100%信じることはできない。

白砂糖は恐ろしい食品

白い砂糖を取りすぎると、体内のカルシウムは失われていきます。それは白い砂糖が酸性の食品だからです。
人間の体内は、基本的に弱アルカリ性です。
そのため酸性の食品が大量に体内に入ると、中和するために体内のミネラル分が使われます。
このとき最も多く消費されるのがカルシウムなのです。

「白い食品」は「体によくない食品」と考えよ

減塩と名のつく商品のほとんどに「防腐剤」が使われている。

マーガリン、牛乳、ヨーグルトの代わりになるもの
【パンに塗るもの】添加のないハチミツ、メープルシロップ、質の良いピーナッツバター

【サラダのドレッシング】昆布出しをきかせたノンオイルドレッシング
 (濃い目の昆布出しに本醸造のみりんとバルサミコ酢を加え混ぜ合わせたもの)

【牛乳・ヨーグルトの代わりに】植物由来の豆乳、豆乳ヨーグルト
  乳酸菌を摂りたいのなら、自家製のぬか漬けやキムチなど乳酸菌による発酵食品

「おなかがすいた」は健康のバロメーター

この実践法が寿命を延ばす – 体にやさしい四つのデトックス法

①食べて出す

有害ミネラルの排出には、有害ミネラルを挟み込んで体外へと出してくれる「キレート成分」を豊富に含む食品を摂ると効果的です。
「キレート成分」を多く含む食品には、タマネギ、ニンニク、ニラ、ショウガ、玄米、副穀物、ブロッコリー、アスパラガスなど。

有害物質と結合し無毒化する働きをもつ、セレンや亜鉛を含んだ食品もお勧めです。
セレンや亜鉛を多く含む食品は、高野豆腐、ゆば、ゴマ、緑黄色野菜、イワシ、イカ、アサリ、ホタテ、ナッツ類、納豆など。

食物繊維は消化されないため、腸壁にこびりついていた老廃物や毒素をからめとってくれます。
食物繊維の豊富な食品は、玄米、副穀物、ゴボウ、こんにゃく、昆布、ひじき、わかめ、アボガド、大豆、納豆、枝豆、レンコンなど。

②よい水を飲んで出す

最低でも1日1.5~2リットルくらいのよい水を飲む。

③体液の循環をよくして出す

入浴やマッサージ、ストレッチなどで体液の循環を促すことによって毒素の排泄を促す。
ぬるめのお湯で時間をかけて半身浴をすると、大量の汗を出し毒素の排出につながる。
湯船には「入浴剤」ではなく、一握りの還元力のあるよい塩を入れるとよい。

④便で出す

コーヒー・エネマ(コーヒー浣腸)
コーヒー・エネマは、肛門から専用器具を挿入し、大腸にコーヒー液を注入することによって停滞便や便とともに温存されている悪玉菌を取り除く。

腸内洗浄より、コーヒー・エネマがよい。

腹式深呼吸は道具を必要としない優れた健康法

 

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