大学教授になる方法 / 鷲田小弥太

年間就業は80日

給与20,30代が想像を絶して安く、40代で世間並み、50代が頂点で、60代は上がらないが、高原状態を維持する。
民間、小、中、高教員の10年遅れの給与。10年遅れで給与をもらい、10年遅れで退職する。最低10年くらいの研究活動が必要ということ。

教授の仕事

1、教育活動
「授業実施」と「教授会出席」は義務である。しかし、罰則はない。
1回講義ノートを作ったら、一生それで間に合わすことは十分可能。

2、研究活動
どれほど研究に励み、その成果を挙げても給与には反映しないが、昇格には必要。
逆に、一切研究活動をしなくても、降格、減棒はない。

3、学内行政

4、仕事以外の活動
授業等以外の時間は、まったく自由に使ってよい。
本務校の仕事にさしつかえないなら、どのようなことをしても自由。
国内外の短期研修、国内外の長期研修制度(留学)、当たると公費で堂々と1年間、完全休暇を楽しむことができる。

教授となることのできる者

①博士号
②それに準ずる者
③教授の経歴ある者
④助教授の経歴+業積
⑤高等学校、専門学校の5年以上教授の経歴+業績

助教授~
①教授となる用件を満たす者
②助教授、専任講師の経歴
③3年以上の助手
④修士の学位
⑤高等学校、専門学校の3年以上教授の経歴+業績

助手~
①学士号

「普通」コース
①大学院博士課程を出る。修士課程のみを置く大学院は意味をなさない。
②2外国語の試験にパスする。
③1~
④外国の大学院を出る。

「中級」コース
①修士課程を出る。
②語学教授になる。研究的機能を小さくする。
③アクセサリー的大学院を出る。

「特殊」コース
①助手になる。
②大学を出ないで教授になる。
③斡旋料、金で入る。

審査対象のない世界
教育歴、研究歴、研究論文の業績

学閥
東大、京大、早稲田、慶応に多い。

成果が出なくても年齢で昇格できる。

 

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