資本論(四)/ マルクス,エンゲルス,向坂 逸郎

貨幣はあらゆる商品の一般的等価形態である。
その所有者は労働力を買う前に、まず生産手段を買わねばならない。

移りやすい商品資本として留めているよりも貨幣形態にある方が資本は長持ちする。

商品=C不変+V可変+m(剰余価値)
生産性の増加はただ資本素材を増加させるだけで、その価値を高めることはしない。

過程が全く正常に進行するのは、価格関係が不変な場合に限られる。

錯乱が大きければ大きいほど、それらが相殺されるまで待ちうるためには、
ますます大きな貨幣資本を持たねばならない。

資本主義的生産様式はあらゆる生産を商品生産に変ずることである。

貨幣の流通速度が速ければ速いほど
貨幣が支払能力として機能することが多ければ多いほど
労働賃金の支払期間が短ければ短いほど
・・・・資本の同一価値量がその流通に必要とする貨幣はますます少ない。

資本の全循環期間=生産期間+流通期間

流通期間の絶対的制限が大きいほど、その商品は資本主義的生産の対象として適当ではない。

資本の形態転化の期間=販売期間+購買期間

彼の給料がいくら高給であろうと、賃金労働者としては、彼は彼の時間の一部を無償で労働する。

在庫は3つの形態で存在する。
①生産資本
②個人的消費原本
③商品在庫

在庫は一方の形態で増加すれば、他の形態では相対的に減少する。
三形態が同時に増大することもありうる。
生産物在庫の社会的形態の如何を問わず、その保管には種々の費用を要する。
在庫形成が流通の停滞である限りでは、それによって生じた費用は何ら価値をも商品に追加しない。
在庫はたえず更新されねばならない、それはたえず分解されるからである。
更新は諸商品の生産期間によって左右される。
(商品在庫はこの期間中間に合うものでなければならない)
生産と消費の大きさが膨張すれば、他の事情が変わらない限り商品在庫は膨張する。
流通停滞による商品在庫の膨張は、再生産過程の拡大の一徴侯と誤認されることがありうる。

在庫形成の諸費用
①生産物量の量的減少
②質の損傷
③在庫品の保存のための労働

資本の回転はつねに資本価値(商品、貨幣)の前貸しをもって始まり、
前貸しされた時の形態で復帰することを必要な条件とする。

固定資本、流動資本という形態規定は生産資本の回転の差異からのみ生ずる。
固定資本が一回回転する間に、流動資本は何回転もする。

機械を平均寿命の最後まで生かすための修繕労働はますます頻繁となり大掛かりとなる。

恐慌はつねに一大新投資の出発点をなす。

固定資本と流動資本との区別は原前貸と年前貸として現れる。(ケネー)
年前貸は流動資本に、原前貸は固定資本に転化される。(A・スミス)
商品の資本は全く流動資本である。(A・スミス)

生産資本のすべての要素は流動資本(商品、貨幣)に対立する。

売ることによって利潤を得る(流動資本)
使用することによってのみ使用する(固定資本)

労働期間の短縮はほとんど新たな道具の使用によってである。
労働期間はつねに生産期間である。
商品の流通期間が長くなるにつれて、価格変動の危険が大きくなる。
価格変動の生じうるべき期間が長くなるからである。

甚騰落のないもの(穀物、菜種など)は価格が生産価格よりもはるかに
低い年は売らずに保存するのが当然である。

毎日維持費を要するもの、腐敗のおそれのあるものは、
もっとも遅滞してはならないものである。

・貨幣資本
・生産資本
・商品資本

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