税金を払わない終身旅行者 / 木村昭二

■「PT」という生き方

「PT」は、Permanent Traveler、終身旅行者

パーペチュアル・トラベラーとは、「永遠の旅行者」を意味し、各国で、非居住者とみなされる滞在期間の間だけ滞在し、税金を国家へ合法的に払わない、もしくは納税する税金を最小にするライフスタイルのことである。

「PT」になるためには、税法上「日本の非居住者」にならなければならない。
国内に住所を持たず、かつ日本に1年以上住まないという条件を満たさなければならない。また、本人だけでなく家族が日本に住んでいては成り立たない。

■合法的な節税法、まず「日本の非居住者」になるスキーム

所得税法上の「日本の非居住者」とは、「居住者以外の個人」

居住者の定義
①国内に住所を有する個人
②国内に現在まで引き続いて一年以上の居住を有する個人

日本の非居住者になった場合の税金上のメリット
・所得税、相続税、贈与税の課税に関して、原則として日本国内に所得の源泉があるとされる所得及び、日本国内に所在する財産のみが課税の対象になる。
・所得税に関して国内源泉所得であっても軽減税率が適用される。

■合法的な「究極の節税法PT」とは

「PT」の基本原則「五つのフラッグ理論」

①第一のフラッグ:国籍を持つ国

自分の国籍となる国、つまりパスポートを持つ国を意味します。
日本は二重国籍を認めていないため、日本以外で国籍を持つには、日本の国籍を捨てなければならない。

国籍を持つ国として世界でも良いとされている国
・オーストラリア
・ブラジル
・カナダ
・ニュージーランド

②第二のフラッグ:ビジネスを営む国

所得を稼ぐ国。一般的には経済規模がある程度大きく、金融市場がある程度の大きさである先進国。

第二のフラッグに挙げる国・都市
・ロンドン
・東京
・ニューヨーク
・チューリッヒ
・シンガポール
・フランクフルト

③第三のフラッグ:居宅を持つ(永住権・市民権を持つ)国

住所を持つ国。住居を構えてその国の居住者となる可能性が最も高いので、居住期間を気にせず所得について無税を享受できるタックス・ヘイブンの国を選択する。
タックス・ヘイブン以外の国に住居を持つと、税金の支払義務が生じ、得策ではない。それらの国では賃借が良い。

第三のフラッグに挙げる国
・アンドラ
・バハマ
・バミューダ
・カンピオーネ
・チャネル・アイランド
・モナコ
・オランダ領アンティール諸島

国の条件としては
・英語が通じる国
・政治的に安定している国・地域
・気候が快適
・日本からの飛行機の便が便利な国
・核保有国の近くの国ではないこと
・物価が安いこと

④第四のフラッグ:資産運用を行う国

金融インフラが十分に整備されている国
金融関連の法律が整備され、銀行の守秘性が確保されている国
税法上の優遇措置があるオフショアセンター
優秀な会計士、弁護士、プライベートバンカー、ファンドマネージャーなどの人材がいる国

候補の国
・リヒテンシュタイン
・オーストリア
・ルクセンブルク
・スイス
・ニューヨーク
・ロンドン

⑤第五のフラッグ:余暇を過ごす国

自分の余暇を過ごす国であるので、永住権や市民権を持つ必要はなし。
観光ビザで滞在でき、最大でも90日滞在すれば十分な国。

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